【ソシャゲ用語】フリーミアム

かい
かい

今回は「フリーミアム」についての説明です。

フリーミアムとは?

フリーミアム(Freemium)とは、基本的なサービスや製品は無料で提供し、さらに高度な機能や特別な機能については料金を課金する仕組みのビジネスモデルである。
英語圏ではビデオゲームの場合、フリー・トゥ・プレイ(英: Free-to-play、F2P)という。
無料サービスや無料製品の提供コストが非常に小さい、あるいは無視できるため、Webサービスや、ソフトウェア、コンテンツのような無形のデジタル提供物との親和性が非常に高い。(Wikipediaより抜粋)

「フリーミアム」という言葉は、「フリー(無料)」と「プレミアム(割増)」を合わせた造語で、「WIRED」の元編集長クリス・アンダーソン氏の著書『フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略』の大ヒットにより、ネット業界だけでなく世間一般に広く認知されました。

基本無料で利用できるものの、有料会員になると無料会員には使えない機能があったり操作が快適になるなど、一部追加機能を有料で提供するビジネスモデルのことを指します。

具体例でいえば、「クックパッド」のプレミアム会員(レシピの人気順検索や管理栄養士が監修した 「プレミアム献立」)や、「ニコニコ動画」のプレミアム会員(動画の読み込み速度が速くなったり、画質の向上)などがあげられます。

ソーシャルゲームの場合は、ゲーム内アイテムを購入することでライフ等が回復して継続的に遊べるようになったり、ガチャを回すことで強いカードを手に入れてゲームを有利に進める事が出来るようになったり、ゲームを快適にプレイすることができるようになります。

このビジネスモデルの最大の特徴は、一部の有料会員の支払ったお金で無料会員のコストを負担しているという事です。

そのため、実際の店舗などの固定費がかかるサービスにはあまり向いておらず、固定費の安いネットサービスやソーシャルゲームなどのデジタルコンテンツの販売に向いているといわれています。

フリーミアムモデルのメリットとデメリット

フリーミアムの最大のメリットは、基本無料なので最初に始める敷居が低く、利用者の間口を広げられる点です。

家庭用ゲームと違って、無料ダウンロードして遊べるため、とりあえずダウンロードして遊んでみて、面白かったらゲームを続けて、面白くなかったらアプリを削除すれば良いだけなので、非常に敷居が低くて参加しやすいのがメリットです。

その反面としてデメリットは、想定よりも課金するユーザーが少ないと、赤字になるリスクがあることです。

フリーミアムは課金するユーザーの支払う金額で、サーバー代金や運営費などのコストを賄うため、課金金額の合計が少ないと、赤字になってサービスが続けられなくなります。

また、ユーザーのモチベーションが家庭用ゲームに比べて低い点もデメリットとしてあげられます。

家庭用ゲームの場合、まずは5,000円前後の金額を支払う必要があるため、真剣に購入するゲームを選びます。

そして、購入したゲームが面白くなかった場合でも、支払った金額がもったいないと感じるため、無理にでもゲームを続けるモチベーションがあります。

しかしソーシャルゲームの場合、ダウンロードは無料なので面白くなかった場合でもすぐにゲームを止めれる為、続けていけば面白いゲームもその面白さに到達する前に止めてしまい、ユーザーと開発会社の、どちらにもメリットのない結果になってしまう可能性があります。

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