嘘!?「走れメロス」のメロスは走っていなかった・・・?

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走る男
昭和初期に活躍した小説家、太宰治の代表作の一つである「走れメロス」

その「走れメロス」について、中学2年の学生が算数・数学の自由研究で「メロスの全力」について検証したところ、驚愕の事実が分かりました。

その事実とは、身代わりになってくれた友人の命がかかっているにもかかわらず、メロスは全く急いでいなかったという事実です。

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研究内容

「走れメロス」について研究したのは、愛知教育大学附属岡崎中学校2年(応募当時)の村田 一真君で、「メロスの全力を検証」というタイトルです。

この「メロスの全力を検証」は、2013年度「塩野直道賞中学校の部」の最優秀賞を受賞しました。

研究内容は「走れメロス」の記述に基づいてメロスの足どりを追跡し、十里(約40キロ)の距離を、メロスがどのくらいのスピードで走ったのかを検証しました。

距離は十里(約40キロ)と決まっているので、あとはゴールまで掛かった移動時間が分かれば速度を計算することができます。

小説の「目が覚めたのは、あくる日の薄明のころ」という記述から、当日メロスが起きた時間はAM4:00と推定しました。
(舞台となるイタリア南端は北緯38度あたりで、日本では仙台と同じくらいなので、そこから夏の日の出の時間を計算するなど、結構細かく分析していました)

ここから「悠々と身支度を始めた」という記載からAM4:30を出発時間と推定し、「全行程の半分に到達した」のが「太陽もすでに真昼時」という記述から20km時点でお昼になったと推定しました。

平均速度
20km ÷ 7.5時間 = 約2.7km/時間

たしかに、ちょっと遅い。。。

その後、ゴールである刑場に着いたのが日没の時間であることから、仙台の夏至の日没時間であるPM7:00と推定し、出発したAM4:30との差で約40kmを14.5時間で走った事になります。

平均すると2.76km/時間なので、その結果から、「メロスは親友の命が懸っていたにもかかわらず、全く急いでいなかった」という結論に到達しています。

受賞作品(原文)

まとめ

小説の舞台であるシクラス(イタリア南端の港町)が日本の仙台市と同じ緯度である事から、現代の仙台市の日の出や日の入りを基準として、文章に書かれている時間を推定し、その時間からメロスの移動速度を検証したのはとても納得感がありました。

ただ、当時と現在の違い(例えば、そもそもの十里という距離が昔はもっと遠いとか)など、の可能性もありますが、現代の一般人の歩く速度などと比較して、いかにメロスが本気で走っていなかったかが、よく分かりました(笑)

とくに最後の「感想」にある、

「走れメロス」というタイトルは、「走れよメロス」のほうがあっているなと思いました。

というコメントが秀逸!

そして何より、この作品に最優秀賞を与えた選考委員に拍手を送りたいです。
(よくOKが出たなと。文部科学省ならダメな気がする。。。)

以前ネットで話題になった「歩く男」も、かなり秀逸で大好き。

時間があれば、何度でも見てしまうレベル。

意味が分かった瞬間、「あ~!!」と叫んでしまった。

このCMプランニングしている会社って、どこなんだろう?

かなりレベルが高いクリエイターがいるはず・・・。

あと他にも、昔話題になった「前田建設ファンタジー事業部」なども、バカバカしいことを真剣にして話題になった会社でした。

バックナンバー

※残念ながら、私の大好きだった「Project05 機動戦士ガンダム編」の公開は終了してしまっていて、「書籍で購入して読んでください」とのことでした。

残念・・・

他にも、アニメ「サザエさん」の磯野家を題材にした「磯野家の謎」なども話題になりましたね。

たとえば、

・磯野家は18回も泥棒に入られている
・サザエさんは探偵社に勤めていたことがある
・タラちゃんはお経を聞くと踊り出すという奇癖がある

など、「目からウロコ」どころか「目から『!?』」が飛び出るくらい、意外な話が満載でした。

やっぱり、「バカバカしいと思われることでも真剣にやると、面白さが出てくる」と実感しました。

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