【任天堂】好決算にも関わらず株価急落の理由

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昨日(2015年10月29日)に任天堂の第2四半期(7月~9月)の決算報告と経営方針説明会がありました。

決算報告書
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前年の同じ時期の営業利益が、マイナス2億円だったのに対し、今期は89億円と90億円以上増加したにも関わらず、株価は急落しました。
【任天堂株価推移】
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おぉ、これはすごい急落・・・

普通はこれほど下がる時は、不祥事の発覚や決算発表が非常に悪い時(事前の見込みよりも大幅に低下)に起こる事が多いのですが、任天堂は特に不祥事などは報告されていません。

この株価急落の主な理由は、DeNAと協業して製作しているスマホ向けアプリが、当初は年内にリリース予定で告知していましたが、昨日の発表で来年3月に延期された事が主な理由と言われています。
【資料】第2四半期決算説明会

任天堂の株価は、前日(28日)の取引終了後に発表された好決算により、朝一番は前日比プラスで推移していましたが、10時から経営方針説明会が始まると一気に急落し、前日比2,065円安(-8.97%)の2万0945円で取引を終えました。

任天堂と提携しているDeNAは下落幅はさらに大きく、前日比365円安(-14.93%)の2,080円でした。
【DeNA株価推移】
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DeNAの下落幅は、29日の値下がり幅の1位になるという不名誉な結果になりました。
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まとめ

ここからは個人的な意見ですが、リリースが延期されたのは、任天堂とDeNAのゲームに対する考え方の違いによるものが大きいのではないかと思います。

任天堂は現在の家庭用ゲームの基礎を作ったといって間違いない会社で、発売するゲームのクオリティは日本でも間違いなくトップクラスの会社です。
それに比べてDeNAは、ゲーム業界に参入してまだ10年も経っておらず、ゲームのクオリティに対する意識レベルは、任天堂ほどでは無いと思われます。

何より、ゲームのリリース時のクオリティに対する考え方に大きな差があります。

ソーシャルゲームの運営は、まずは最初にゲームをリリースして、その後のユーザーの動向で、方針を決定してアプリに修正を加えていく。
これがDeNAの基本的な考え方だと思われます。

実際の所、とりあえず出してみてからアプリの修正を行う会社は多く、GREEの大ヒットコンテンツである「探検ドリランド」も、元々はドリルで穴を掘って宝を探すゲームでしたが、大幅にリニューアルされて現在の無いように変更されています。(ただドリランンドの場合は、「トレジャーハンター」をベースに置き換えられたようなものなので、ここでの例には適していないかもしれません)

しかし任天堂の開発してきた家庭用ゲームはCD-ROMなどのパッケージ商品のため、発売後にバグが見つかった場合、最悪は商品回収に発展するため、リリース時のクオリティには特にこだわっています。

その意識の差が、両者の間に意識の差を生み、開発に遅れが生じているのではないかと思います。

個人的にも非常に期待しているので、これ以上遅れることなく、アプリをリリースしてもらいたいです。

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