AppleがAppStoreに関する大きな変更点について発表

公開日:  最終更新日:2016/06/11

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本日(日本時間:6月9日)、AppleがAppStoreに関する大きな変更点について発表しました。

この発表を受けて、部内では急遽ミーティングが開催されるなど、あわただしい1日のスタートになりました。

ただ詳細な情報をまとめた所、それほど運営体制には影響がないことが判明したので、途中から雑談に変わったんですけどね・・・

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今回の変更点のまとめ

今回の発表された変更点は、大きく分けて下記の3点になります。

1)月額制アプリの優遇
2)審査時間の短縮
3)検索結果の最適化と広告追加

1)月額制アプリの優遇

まず最初の変更点は「月額制アプリの優遇」です。

現在、iOSアプリで収益を上げようとすると下記の4つの方法があります。

・有料アプリ
・広告収益アプリ
・アプリ内課金
・月額制アプリ

「有料アプリ」は、文字通り有料で販売されているアプリのことです。

最近は無料アプリが主流なこともありタイトル数は減っていますが、家庭用ソフトで人気のファイナルファンタジーやドラゴンクエストなど、以前家庭用ゲームで人気だったソフトは有料アプリとして販売されているケースが多いです。

2番目の「広告収益アプリ」は、ゲームを遊ぶのは無料で、かつアイテム販売などは無い代わりに、ゲーム画面内に広告を表示して、広告がクリックされたり、遷移先でアプリのダウンロードやサービスを購入したりするとアプリの開発者に広告料が支払われるアプリです。

3番目の「アプリ内課金」は最近では一番主流のアプリの収益方法です。

ゲームが無料で遊べる代わりに、キャラを強化するためにガチャを引いたり、体力がなくなった時の体力回復アイテム販売などで収益を上げる課金モデルです。

そして最後の「月額制アプリ」は、雑誌や新聞、ニュースサイトなどのでよく取り入れられている課金方式で、サービスを継続している間は、毎月決まった額の金額をAppleIDに登録しているクレジットカードから引き落とされるアプリです。

今回の変更では、この「月額制アプリ」が大きく優遇されました。

月額制アプリの優遇内容について

これまでは特定のカテゴリーのアプリ(新聞、ニュースサービスなど)でしか利用できなかった月額課金が、カテゴリーにかかわらず、どのアプリでも使用する事が出来るようになりました。

また、アプリの配信から2年以上たっているアプリのだけの優遇制度も発表されました。

通常は決済手数料(通称:アップル税)として、課金額の30%がアップルにとられますが、配信から2年以上たっているアプリのみ、その手数料が15%に減額されます。

これは即時実行され、現時点で配信から2年以上たっている月額制アプリはこれ以降に発生する支払いでは手数料が15%で計算されるとの事です。

オススメアプリ

2)審査時間の短縮

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大きな変更点の2番目は、「審査時間の短縮」です。

iOSアプリは、バージョンアップごとにAppleに審査(無料)に出す必要があるのですが、その審査に約1~2週間の時間がかかる事が多く、イベントなどのスケジュール通りの配信ができずに、運営チームとしてはいつも悩みの種でした。

しかし今回の発表では、新ツールの導入と審査手順を最適化することにより、審査提出されたアプリの50%は24時間以内に審査が完了し、48時間以内には90%ものアプリが審査完了するとの事でした。

実際、これは発表前の先月あたりから我々も実感しており、これまで最低でも1週間はかかっていた審査が、遅くても2日後、早ければ朝出したアプリが夕方に合格しているという現象も起こっていました。

「一体、Appleの中で何が起こっているだろう・・?」と部内で話をしていたのですが、これは審査手順の最適化で時間短縮に成功したんですね。(「最適化することで時間短縮できるなら、最初からやっとけよ!」なんて思っていませんよ。決して。)

3)検索結果の最適化と広告追加

そして3番目の変更点は「検索結果の最適化と広告追加」です。

以前読んだネット記事で、アプリをインストールをするきっかけの30%ほどは、アプリ内で検索した結果からとのデータがありました。

実際の自分の経験でも、あいまいなキーワードで検索して、検索結果に表示されたアプリの中から、面白そうなアプリや評価の高いアプリをダウンロードしているので、この結果には納得です。

ただ、この検索結果に少し問題があり、実際に自分の求めていないアプリ以外が上位に表示されて、自分の求めているアプリを探すために何度も下にスクロールしないといけないことが何度もありました。

これは検索したキーワードに対して表示する内容を決定する要素として、アプリを提出した際に開発者が決めた「検索キーワード」が大きく影響してくるためで、この問題を解決するのが今回の変更点になります。

この変更は、まず最初はアメリカで実行されるとのことで、日本の検索結果が変更されるのはもう少し先の話になりそうです。

また、この検索結果の最適化に合わせて、キーワードに連動した検索結果広告を導入するとも発表されています。

まとめ

現在はアプリ内課金が好調で、アップルも今年の1月には過去最高のIn App Purchaseの課金額を記録したそうです。

ただ、アプリ内課金は売り上げが上がりやすい半面、イベントなどにより売り上げが変動しやすい悪い面もあるので、Appleとしてもまずは安定した定期的な売り上げを重視してこの変更を決定したのだと思います。

よく似た例にホリエモンこと堀江社長が言っていた「儲かるビジネス」の4つの条件があります。

1)利益率の高いビジネス
2)在庫を持たないビジネス
3)安定収入のあるビジネス
4)小資本で出来るビジネス

AppStoreは、原価がかからずに売れた金額の30%を手数料として受け取ることができ、Appleは何も在庫を持つ必要がなく、Web上のストアなので実際の店舗のように莫大な固定費はかかりません。

この4つの条件のうち、3番目の安定収入を強化するために優遇方針を決めたのでしょうね。

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